無期雇用派遣ってなに?メリットはあるの?登録型派遣との違いも
無期雇用派遣に興味があるけど、登録型派遣との違いがわからない。スタッフのメリットや、デメリットが知りたい。今回はこんな悩みを持っている人に、登録型派遣との違いや正社員とどこが異なるか紹介します。派遣会社のスタッフで、無期雇用型派遣が気になる人はぜひ見てくださいね。
無期雇用派遣とは
無期雇用派遣とは、派遣会社とスタッフの間で期間を決めないで雇用契約を結ぶことです。派遣社員が、派遣先で仕事ができる期間は3年です。無期雇用派遣なら、雇用期間が決まっていないので3年以上働くことも可能になります。自分に合う職場で、じっくりと働きたいという希望の人にうれしい制度です。
登録型派遣との違い
登録型派遣は、働く期間が決まっていますが無期雇用は決まっていないです。待機期間がないので、不安が少ないのがいい面です。有期労働契約が更新されて、5年以上になると無期派遣雇用に転換できます。申し込みは、派遣社員の自由になっています。
無期雇用派遣のメリット
無期雇用派遣を選んだ場合は、いろいろなメリットが注目されています。
■長期で働ける
無期雇用派遣は、期間を気にしなくていいので長期で安定して働くことが可能です。短期で就業する場合は、次の職をすぐに探す必要があるので大変です。同じ職場で長期就業する場合は、スキルアップにもなるでしょう。経験を積むことによって、仕事の範囲も広がってきます。仕事にやりがいが出てきたり、モチベーションの維持にもつながりますね。
■月給制になる
無期雇用派遣は、時給でなく月給制になります。派遣先の会社が夏休みや正月休みが多いと、登録型派遣で働いている場合は収入が少なくなります。月給制の場合は、休みが多くても収入が変わらないのがメリットです。
■サポートが充実
派遣会社からのサポートが充実しているのも、無期用派遣が話題になっている理由です。キャリア形成支援制度が義務付けられているので、研修をしています。ビジネスマナーやコミュニケーション講座など、役立つ内容で魅力です。
無期雇用派遣のデメリット
話題になっている無期雇用ですが、デメリットを知っておくことも大事です。
■職場は派遣会社が決める
登録型派遣は、自分の好きな仕事や場所が選べます。しかし、無期雇用派遣は派遣会社が決めた会社で毎日働きます。なぜなら、待期期間もスタッフに働いてもらわなければ困るから。派遣先が良ければストレスはたまりませんが、新しい人間関係で苦労するケースもあるでしょう。
■自由な働き方ができない
無期雇用派遣は収入は安定しますが、自由な働き方が難しくなります。登録型派遣のような、割り切った働き方ができないという不満も聞きます。仕事の面でも、責任が重くなったというケースもあるでしょう。好きな時期に、休暇が取りにくくなるのもデメリットです。
■採用選考がある(有期雇用5年以内)
採用選考があるのも、無期雇用派遣の特徴です。登録型派遣の場合は、個人情報と面接ですぐに登録が可能です。しかし採用選考では、エントリーをして書類選考の後に面接を受ける必要が出てきます。
正社員との違い
■契約が終了する場合もある
派遣会社に無期雇用派遣で就業している場合は、長く働くことが可能です。ですが派遣先企業と派遣会社の契約が終了した場合は、同じ企業に勤務できません。
■正社員と給料や福利厚生は違う
無期雇用派遣は、派遣先の正社員と比べてお給料も福利厚生も異なります。正社員が高額なボーナスをもらっても、派遣社員は同じだけもらうことはできません。家賃補助や家族手当も、派遣会社の規定で決定します。
今回は、無期雇用派遣についてメリットや従来の派遣との違いを紹介しました。期間を気にすることなく働ける無期雇用派遣は収入が安定します。しかし、自分のライフスタイルによって判断することが大切です。派遣会社の信頼できるキャリアアドバイザーに相談して、自分に合った働き方を選びましょう。